対人関係論トラウマ研究会

第1回対人関係論トラウマ研究会
「支援者のカウンタートラウマとカウンターレジリエンス―自殺未遂者支援の現場をめぐって―」
2010年代以降、世界各国で自殺予防のための政策が推進されてきた。疫学調査や実証研究の進展により自殺の背景要因の理解が進み、自殺リスクの評価方法や認知行動療法をベースにした介入方法も発展した。
日本では自殺者数は減少傾向にある。そのような自殺対策の流れなかで、自殺未遂者を緊急介入の現場で支援する心理の仕事がある。それは、ふだん自殺未遂者と直接関わることのほとんどない人たちが「自殺者何人」と距離を取って俯瞰している現象に、現実の一人一人の人と生命の水際で出会っていく仕事であることは想像に難くない。
生死を前にして心理支援者がある意味いかに無力であるかに曝され続ける仕事は、その心理支援者自身の体験にどのような影響を与えるだろうか。今回、対人関係論からトラウマを考える研究会を始めるにあたり、伊藤翼氏を話題提供者に招き、救急救命における自殺予防の支援者としての経験を語っていただく。
それを受けて、今井より「カウンターレジリエンス」の視点で指定討論を行い、さらにフロアも交えて生死の境を生きる経験を心理支援者としてクライエントとどのように共有することがクライエント支援に役立つのかについて議論を深めたい。(企画者:今井たよか)
プログラム
(前半)話題提供と質疑応答 (後半)指定討論と全体討論
参考文献
R. B. Gartner ed. Trauma and Countertrauma, Resilience and Counterresilience,
Routledge, 2017
講師
話題提供者
伊藤 翼 氏(横浜市立大学)
指定討論
今井 たよか(KIPP京都精神分析心理療法研究所)
概要
日時 | 2019年9月22日(日) 13:15~16:45(13:00受付開始) |
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会場 | KIPP渋谷心理オフィス 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町27-3 星ビル3階302号室 アクセス |
定員 | 10名 |
対象 | 守秘義務のかかる対人援助職の方(臨床心理士、公認心理師、医師、社会福祉士、精神保健福祉士、看護師等)または、臨床心理士・公認心理師の大学院に在学中の方 |
参加費 | 4,000円 |
申込方法 | メールにてお申し込みください。 件名を「KIPPトラウマ研究会参加希望」とし、メール本文に以下の内容をご記入のうえ、info@kipp-u.co.jpまでお送りください。 ①氏名 ②所属 ③職種 ④携帯電話番号 ⑤メールアドレス ※「@hotmail.co.jp」「@hotmail.com」「@live.jp」「@outlook.jp」「@outlook.com」宛へのメールがエラーとなるケースが発生しております。恐れ入りますが、上記以外のドメインのメールアドレスのご記入いただくか、「@kipp-u.co.jp」のドメインを受信できるように設定をお願いいたします。 参加費支払い方法につきましては、申込受付後にお知らせいたします。 記載していただきました個人情報は、研究会の運営の目的以外には使用いたしません。 |
申込締切 | 2019年9月20日(金) ただし定員に達した場合はその時点で締め切ります。 |
お問い合わせ | 有限会社ケーアイピーピー 〒612-8083 京都府京都市伏見区京町4丁目156番地1 桃山ビル3階 TEL & FAX:075-623-0823 E-mail:info@kipp-u.co.jp |